一田 和樹– Author –
複数のIT企業の経営にたずさわった後、2011年にカナダの永住権を取得しバンクーバーに移住。同時に小説家としてデビュー。リアルに起こり得るサイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表。代表作として『原発サイバートラップ』(集英社)、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)、『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)、『ネット世論操作とデジタル影響工作』(原書房)など。
10年間の執筆活動で40タイトル刊行した後、デジタル影響工作、認知戦などに関わる調査を行うようになる。
プロフィール https://ichida-kazuki.com
ニューズウィーク日本版コラム https://www.newsweekjapan.jp/ichida/
note https://note.com/ichi_twnovel
X(旧ツイッター) https://x.com/K_Ichida
-
ユーロポールが指摘する重大組織犯罪とハイブリッド脅威の融合
ユーロポール(欧州刑事警察機構)が公開した最新のEU Serious and Organised Crime Threat Assessment (EU-SOCTA)2025、「The changing DNA of serious and organised ... 一田 和樹 -
DFRLabによる日本の対策の遅れと提言
最近、アメリカ流偽・誤情報、デジタル影響工作対策を関係各国に拡販しているデジタルフォレンジック・リサーチラボによる日本の現状分析と提言を含むレポートが2025年3... 一田 和樹 -
偽・誤情報対策にコペルニクス的転回をもたらす可能性のある論文
Damian HodelとJevin D. Westによる論文「Disagreement as a way to study misinformation and its effects」(Harvard Kennedy School Misinformation Review1 March 2... 一田 和樹 -
日本人は権威主義ナラティブを受け入れやすいという研究
すでにニュースなどで取り上げられているので、ご覧になった方も多いと思う。早稲田大学政治経済学術院の小林哲郎、神戸大学大学院法学研究科の周源、Koç University, G... 一田 和樹 -
独占記事:ウクライナに学ぶ 対ロシア情報戦争 4
第4回 日本へのメッセージ 日本では一部のメディアがスプートニクの記事を掲載し、専門家が親ロシア的な発言をしています。ウクライナはメディアの自由と親ロシア的な... 一田 和樹 -
独占記事:ウクライナに学ぶ 対ロシア情報戦争 3
第3回 ウクライナを支援する組織の活動 ウクライナを支援する外国の組織は数多くあります。どのような支援が最も効果的でしたか? どの外国の機関が最も役立っています... 一田 和樹 -
独占記事:ウクライナに学ぶ 対ロシア情報戦争 2
第2回 デジタル影響工作対策の優先度 デジタル影響工作に対抗するためには、さまざまな対策を講じることができます。優先順位の付け方についてお話しいただけますか? ... 一田 和樹 -
独占記事:ウクライナに学ぶ 対ロシア情報戦争 1
第1回 重要なのは個々の対策そのものではなく、総体としての効果 本稿はウクライナサイバー戦司令部 Maksym Pavliuk大佐へのインタビュー記録である。ロシアのプロパガ... 一田 和樹 -
ロンドン市による市民を支援した包括的レジリエンス向上策の検証
ロンドンのShared Endeavour Fundは非民主主義的活動に対する市民のレジリエンスを向上させる包括的な支援策である。その中には当然偽・誤情報対策やリテラシー向上策も... 一田 和樹 -
ロシアのLLMグルーミングが主要LLMを武器化する
LLMグルーミングとは LLMグルーミング(LLM grooming)とは、プロパガンダをLLMが摂取するように仕向け、LLMの出力にプロパガンダの主張を反映させてしまうことを指す。... 一田 和樹 -
「偽」を識別しても「真」を受容できない懐疑心の蔓延を示す論文
偽のニュースだけでなく信頼すべきニュースまでも拒否 おそらく一部の関係者が待ち望んでいたニュースの真偽判断についての過去の資料のシステマティックレビューとメタ... 一田 和樹 -
ロシアが仕掛けるAIロンダリング
AIがロシアのプロパガンダを紹介したり、言語によって異なる応答をして対立を煽っている。そして、恐るべきことにAIは学習用データの汚染に極めて脆弱で、わずか0.001%... 一田 和樹 -
8カ国の陰謀論と信者を調査、比較分析した論文が公開
2025年2月24日に公開された「Conspiracy Theories and their Believers」は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、レバノン、モロッコ、南アフリカ、アメリカの8... 一田 和樹 -
偽・誤情報対策の失敗から予見できたアメリカの変化 ウクライナからの知見
当研究所が進めているウクライナサイバー当局への取材結果から見えてきたのは、その国の国内向けの対策の状況によってその後社会がどうなるか予測できるということだっ... 一田 和樹