Articles– 記事一覧 –
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誤情報に対処するより、正しい情報を支持する方が効果的であるという論文
はじめに 今回は、Alberto Acerbi氏及び Sacha Altay氏、Hugo Mercier氏による『Fighting misinformation or fighting for information?』を紹介する。この論文は、誤情... -
新潮流になるか?AIにより生成されたペルソナを活用した影響工作
大手メディアが関与する偽情報配信とAIによる情報拡散 生成AIにより生成された架空のオンライン人格(偽ペルソナ)たちが、ソーシャルメディアへ偽情報を次々と投稿し、... -
偽・誤情報対策が開く思想統制への道
前回迷走していると指摘した総務省の有識者会議「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」と「ワーキンググループ(WG)」のとりまとめ案が7... -
メディアの否定的な報道がSNSポリシーに与える影響についての論文
はじめに 今回は、Nahema Marchal氏らによる『How Negative Media Coverage Impacts Platform Governance: Evidence from Facebook, Twitter, and YouTube』を紹介する... -
中国人民解放軍の改編にみる新領域における戦略方針
2024年4月、中国人民解放軍(PLA)は、戦略支援部隊(SSF)を廃止し、情報支援部隊(ISF)、サイバー空間部隊(CSF)、軍事宇宙部隊を創設した。現地報道では、中央軍事... -
共感格差
国内問題である社会による共感の格差は、安全保障上の問題になりうる。 私は、2022年9月に共感格差というタイトルのブログ記事を書いた。その内容を要約する。 共感格差... -
サブカルチャーと情報工作
INODS UNVEILをお読みの皆さん、はじめまして、の方は、はじめまして。 藤田直哉と申します。サブカルチャーやネットカルチャーを中心とした批評を書いたり、映画の大学... -
ロシアのサイバー攻撃を通したシグナリング:KADOKAWA事件の「B面」
はじめに 2024年6月、KADOKAWAへのサイバー攻撃があった。同社が多岐にわたる事業を展開する著名な企業であることと、その被害の大きさからサイバーセキュリティ業界の... -
検証された脅威や効果はない? 誤・偽情報、認知戦、デジタル影響工作についての過去の研究
仕事がら誤・偽情報、認知戦、デジタル影響工作といった分野についての過去の調査研究を確認することが多く、その際に偏っていると感じることは少なくない。たとえばア... -
右派左派ともに政権から離れるほど陰謀論を信じやすくなる 26カ国約10万人調査のnature論文
はじめに 今回は、2022年1月17日natureに掲載されたRoland Imhoff氏らによる論文『Conspiracy mentality and political orientation across 26 countries』を紹介する。... -
ALPS処理水放出ネガティブキャンペーンに隠された狙い~BRICS影響拡大戦略とサイバー空間での情報戦~
はじめに 東日本大震災の際に発生した福島第一原子力発電所事故から13年、この事故は、今なお様々な課題を社会に突きつけている。その中の一つが、いわゆるALPS処理水[※... -
迷走する政府の偽・誤情報対策
政府の偽・誤情報対策が不透明さを増している。総務省の有識者会議である「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」と「ワーキンググループ... -
米国の主要放送メディアは誤情報の問題について党派性のある議論でプラットフォームをやり玉にあげているという論文
はじめに 今回はJIANING LI氏とMICHAEL W. WAGNER氏による論文『How do social media users and journalists express concerns about social media misinformation? A c... -
誤・偽情報、デジタル影響工作、認知戦を知るうえで読むべき定期レポート (2) NewsGuardのReality Check
NewsGuardはネットの信用格付け機関 NewsGuardはいわばWebサイトを中心にしたネット上の情報提供サービスの信用格付け機関となっている。そして、その信用度に関する情...
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