Articles– 記事一覧 –
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何でも「ファクトチェック」では対策を見誤る
偽・誤情報対策として注目されてきたファクトチェックが、アメリカトランプ政権の誕生で逆風となっている。偽・誤情報に対する「検閲」との批判が起き、メタ社は第三... -
ホントは怖い偽誤情報対策 「違法ではないが有害」から「公序良俗に反する」への転換
偽・誤情報をめぐる議論の経緯~会議は踊る 近年、インターネット上の偽情報・誤情報が社会に及ぼす影響が問題視されるようになった。災害や選挙と関連付ける形でその... -
データをめぐる安全保障: 次なる経済安保最前線?
日本の経済安全保障政策は不断の進化を続けている。2024年12月に開催された「経済安全保障法制に関する有識者会議」資料によれば、経済安全保障推進法(以下、「推進... -
AI技術とそれに伴う低信頼情報・悪意あるデータの拡散リスクへの一考察
DeepSeekショックを契機に、生成AIのさらなる技術革新が期待される。しかし、ITの進化とリスクの増大は常に表裏一体であることを忘れてはならない。 近年、AI技術の... -
「AGIピル」あと2年で激変するAIの進化と人類の興亡
「AGIピルを飲む」ということ 今「AGIピル」を飲んだ人たちによる以下のような急峻に変わる世界の未来シナリオが現実味を帯びつつある。 2026〜2027年までに、あらゆ... -
「共感格差」を支える技術 SNS調査の検索・集計に使ったITツールを公開
少し前に、「共感格差」を書いた。ありがたいことに多くの人に読まれたようで、INODS UNVEILにもサマリーを掲載していただいた。 今回は、「共感格差」がどのように... -
欧州における陰謀論を支持する要因とその結果としての政治行動についての論文
今回はMaik Herold氏による「The impact of conspiracy belief on democratic culture: Evidence from Europe」を紹介する。この論文は、ヨーロッパにおける陰謀論の... -
日本ファクトチェックセンター編集長 古田大輔氏に訊くファクトチェックの現在
今回のゲストは、日本ファクトチェックセンター(JFC)の編集長を務める古田大輔氏。最近は各種メディアへの露出も多く、ファクトチェック業界では何かと話題の人... -
北朝鮮のサイバー工作機関と心理戦
北朝鮮には情報工作に携わる組織が、大まかに3系統ある。秘密警察である「国家保衛省」、軍の情報工作機関である「偵察総局」、対韓国の工作機関である党中央委員会... -
陰謀論と政治的暴力の関係を考察した論文
2021年1⽉6⽇の⽶国議会議事堂襲撃事件に見られるように、近年では政治的暴力への懸念が高まっている。直近の事例としては、2025年1月19日に韓国で大統領の逮捕に反対... -
西側諸国における偽・誤情報対策の「落とし穴」についての論文
はじめに 今回はSamantha Lai氏による「Understanding the Information Environment: Insights from the Majority World」を紹介する。この論文は、主として北半球の... -
InFact編集長・立岩陽一郎氏に訊く ファクトチェックの現在
今回のゲストである立岩陽一郎氏は、前回登壇の楊井人文氏とともにファクトチェック推進団体FIJ(ファクトチェック・イニシアティブ)を設立し、日本にファクトチェッ... -
「悪役」から読み解く脅威情報の本質
「ディオ・ブランドー」といえば漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部に登場する「悪のカリスマ」であり、悪役にも関わらず絶大な人気を博したキャラクターだ。この... -
陰謀論と信頼
陰謀論とデマが政治を動かす時代 2024年11月の兵庫県知事選において、斎藤知事の再選に、多くのデマや陰謀論と思しき内容が駆使され、出口調査の結果などから判断し、...