Experts– 研究者・専門家からの寄稿記事 –
-
「悪役」から読み解く脅威情報の本質
「ディオ・ブランドー」といえば漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部に登場する「悪のカリスマ」であり、悪役にも関わらず絶大な人気を博したキャラクターだ。この... -
陰謀論と信頼
陰謀論とデマが政治を動かす時代 2024年11月の兵庫県知事選において、斎藤知事の再選に、多くのデマや陰謀論と思しき内容が駆使され、出口調査の結果などから判断し、... -
兵庫県知事選挙のファクトチェック活動検証を
兵庫県知事選挙は偽・誤情報対策の大きな転換点になりそうだ。SNSで「偽・誤情報」が拡散したことが選挙に影響したとして規制強化の動きがある。規制強化を進める前に... -
イーロン・マスク vs 報道メディア:もう一つのアメリカ大統領選
アメリカ大統領選、トランプが勝利した 2024年アメリカ大統領選挙では、共和党候補のドナルド・トランプ氏(以下敬称略)が民主党候補のカマラ・ハリス氏を破り勝利し... -
ロシア情報機関とデジタル影響工作
デジタル影響工作の世界的なフロントランナーは、もちろんロシアである。その担い手は同国の各情報機関だ。しかし、実際にどの機関がどの案件の黒幕かというのは、な... -
日本の情報工作対策
日本における情報工作対策は内閣官房が音頭を取ることが2023年4月の官房長官会見で発表された。しかし、いまだその成果が目に見えることはほぼなく、内閣情報調査室(... -
“偽・誤情報対策”の誕生と展開~総務省の有識者会議にみる変化
「対岸の火事」だった偽・誤情報問題(2018~2019) 偽情報・誤情報、時にフェイクニュースなどと呼ばれるインターネット上の言説をめぐって、総務省の有識者会議でお... -
The OnionがInfoWarsを落札─銃問題で対立した「嘘ニュース」サイト
2024年11月14日、風刺メディアの「The Onion」が、アレックス・ジョーンズの「InfoWars」を落札したことが報じられた。現在のところ売却価格は公表されていない。 両方... -
陰謀論と後期近代
前回は「愛着スタイル」と陰謀論の信じやすさに対する実証的な研究データを元に、愛着や親密性の観点が、現在のデマやフェイクや陰謀論によって分断と対立を激化させ... -
中国の『三戦』による沖縄への影響と未来への懸念
1. 世界が沖縄の地政学的課題に注目 最近、沖縄を巡る歴史認識や中国による沖縄への影響工作が活発化していることが国際的に注目を集めている。中国が、いわゆる「三... -
各党公約における「偽・誤情報」対策を比較する
10月27日に投開票が行われる第50回衆議院議員選挙で、各党が公約・マニフェストを発表している。その中で、フェイクニュースや偽・誤情報やその対策についてどのように... -
巨大化する中国の情報・工作機関
SNSを利用した世論操作など、国家機関が密かに進める“誘導工作”が注目されている。もともとロシアが先行していたが、中国も本格的に始めているようだ。 こうした工... -
米国のデジタルプラットフォーム(DPF)規制と大統領選挙
ソーシャルメディアやメッセージングアプリといったデジタルプラットフォーム(DPF)と国家の対立はますます先鋭化している。Meta Platform会長兼CEOのマーク・ザッカ... -
陰謀論と愛着スタイル
愛着と党派性 ジョゼフ・E・ユージンスキは『陰謀論入門』で、愛着スタイルと陰謀論の信じやすさの関係について論じている。自然科学的な研究によるデータに基づいた見...
12