Articles– 記事一覧 –
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陰謀論と信頼
陰謀論とデマが政治を動かす時代 2024年11月の兵庫県知事選において、斎藤知事の再選に、多くのデマや陰謀論と思しき内容が駆使され、出口調査の結果などから判断し、... -
LLMは0.001%のデータポイズニングで影響 論文
膨大な量のテキストデータを学習して様々な質問に回答する大規模言語モデル(LLM)は、AI技術が急激に進歩する中で多用途に利用されている。しかしLLMが提供する情報に... -
兵庫県知事選挙のファクトチェック活動検証を
兵庫県知事選挙は偽・誤情報対策の大きな転換点になりそうだ。SNSで「偽・誤情報」が拡散したことが選挙に影響したとして規制強化の動きがある。規制強化を進める前に... -
偽・誤情報対策の政治的中立性に関する論文
今回はMohsen Mosleh氏らによる『Differences in misinformation sharing can lead to politically asymmetric sanctions』を紹介する。この論文は、プラットフォーム... -
楊井人文氏に訊く ファクトチェックの現在
2024年11月13日ランチウェビナーより ファクトチェックはジャーナリズム 「ファクトチェックはジャーナリズムである」 日本におけるファクトチェックの草分け、... -
イーロン・マスク vs 報道メディア:もう一つのアメリカ大統領選
アメリカ大統領選、トランプが勝利した 2024年アメリカ大統領選挙では、共和党候補のドナルド・トランプ氏(以下敬称略)が民主党候補のカマラ・ハリス氏を破り勝利し... -
極右勢力台頭に対するポリティカル・コミュニケーションの役割
今回は、Curd Knüpfer氏らによる「Political Communication Research is Unprepared for the Far Right」を紹介する。この論文は従来のリベラルな民主主義体制の下で... -
ロシア情報機関とデジタル影響工作
デジタル影響工作の世界的なフロントランナーは、もちろんロシアである。その担い手は同国の各情報機関だ。しかし、実際にどの機関がどの案件の黒幕かというのは、な... -
日本の情報工作対策
日本における情報工作対策は内閣官房が音頭を取ることが2023年4月の官房長官会見で発表された。しかし、いまだその成果が目に見えることはほぼなく、内閣情報調査室(... -
Facebook上における誤情報認識とその懸念の相関に関する論文
今回は、Shelley Boulianne氏及び Christian P Hoffmann氏による『Perceptions and Concerns About Misinformation on Facebook in Canada, France, the US, and... -
“偽・誤情報対策”の誕生と展開~総務省の有識者会議にみる変化
「対岸の火事」だった偽・誤情報問題(2018~2019) 偽情報・誤情報、時にフェイクニュースなどと呼ばれるインターネット上の言説をめぐって、総務省の有識者会議でお... -
The OnionがInfoWarsを落札─銃問題で対立した「嘘ニュース」サイト
2024年11月14日、風刺メディアの「The Onion」が、アレックス・ジョーンズの「InfoWars」を落札したことが報じられた。現在のところ売却価格は公表されていない。 両方... -
陰謀論と後期近代
前回は「愛着スタイル」と陰謀論の信じやすさに対する実証的な研究データを元に、愛着や親密性の観点が、現在のデマやフェイクや陰謀論によって分断と対立を激化させ... -
中国の『三戦』による沖縄への影響と未来への懸念
1. 世界が沖縄の地政学的課題に注目 最近、沖縄を巡る歴史認識や中国による沖縄への影響工作が活発化していることが国際的に注目を集めている。中国が、いわゆる「三...