陰謀論的思考の予測因子を解析したグラフ

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心理学者のスティーブ・スチュワート・ウィリアムズ氏は昨年12月、The Nature-Nurture-Nietzsche Newsletter( https://www.stevestewartwilliams.com/p/graphs-of-the-day-predictors-of-conspiratorial )で、「最も陰謀論的な思考を引き起こしやすい予測因子」を具体的に示すグラフを紹介した。
スコアが高いほど(プラスの方向、右へ行くほど)陰謀論的思考が強く、スコアが低いほど(マイナスの方向、左へ行くほど)陰謀論的思考が弱くなる。
※RWAは「right-wing authoritarianism(右派権威主義)」、SDOは「social dominance orientation(社会的支配志向性)」、AOTは「(積極的に柔軟な度量の大きい思考)」。「bullshit receptivity(デタラメな情報から深い意味を見出そうとする思考)」は心理学の専門用語。
このグラフは2023年、ヴァンダービルト大学のショーナ・ボウズ氏のチームが発表した論文から抜粋されたものだ。158,473人の参加者を対象としてメタ分析を行なった彼らの論文では、「陰謀論的な思考と最も強い因果関係にある予測因子」が以下の3つのカテゴリに分類されている。
左から
・世界は危険であり、脅威に満ちていると捉えること
・直感を信じること/奇抜な信念や経験を持つこと
・敵意と優越感を抱くこと
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