トランプ銃撃事件後、生成AIによる偽・誤情報が拡散 デジタル・フォレンジック・リサーチラボがレポート
デジタル・フォレンジック・リサーチラボ(DFRLab)は2024年8月23日にトランプ銃撃事件後にAIによる偽・誤情報が拡散した、というレポートを公開した。
レポートによれば事件の翌日7月14日にはトランプ周辺のシークレット・サービスが笑っているように加工した画像が出回り、しばらく後には、イーロン・マスクが事件について語っている動画を生成AIの音声にさしかえて暗号通貨詐欺に利用したものもあらわれた。
また、Xの悪名高いGrokに質問した回答を拡散する利用者も現れたという。
DFRLabのレポートはAI利用の偽・誤情報についての警鐘を鳴らしているが、シークレット・サービスが笑っている画像の閲覧数は194万件、Grokとのチャットは40万回と必ずしも多いとは言えない。以前の記事でご紹介したように、事件直後、閲覧数が億を越える投稿が複数あった。事件に関する投稿の中での割合も知りたいものだ。