米の対応の効果は限定的「ロシアの影響工作は重要だが、国内問題もきわめて重要だ」ISDがNBCに語る
米国がロシアの干渉に対して強い制裁措置を執ったことは2024年9月6日に記事でご紹介した。その際、こうした制裁をロシアが予期していた以上、マイナスの効果を生む「危うい試み」であると説明した。
翌日の9月7日、米の制裁をとりあげたNBCニュースでISDのスタッフの「ロシアは移民問題など米国内の問題を煽ることが多い。ロシアからの干渉も重要だが、国内問題もきわめて重要だ。このふたつは互いに影響し合っている。これらのキャンペーンが潜在的に持つ影響力について、もう少し冷静に考えるべきだ」というコメントが紹介された。多くの右派の米国人がRTを支持している事実が、このコメントを裏付けている。
欧米で偽・誤情報の見直しが進んでいることは何度もご紹介しているが、それを端的に示すコメントとなった。