イーロン・マスクとAfD党首が1月10日Xスペースで対談

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2025年2月23日の選挙を控えたドイツに激震が走った。イーロン・マスクとドイツ極右政党AfD共同党首アリス・ワイデルが1月10日、Xのスペースで対談する見込みだ。

米国でトランプ次期大統領を支援したイーロン・マスクは、その後、ヨーロッパの極右や反体制派への支持を口にしている。特に英国のReform UK党とドイツのAfDへの支持を語ることが多い。いずれも反移民と規制緩和という点で、イーロン・マスクの主張と一致している。
イーロン・マスクがXに「AfDだけがドイツを救える」とXに投稿した数日後、Welt am Sonntag新聞のオピニオンに記事を寄稿し、さらに今回の対談となった。
Welt am Sonntagを傘下に持つSpringerグループののCEOはイーロン・マスクと個人的親交があり、右派を支持している。

寄稿した記事では、かつてヨーロッパを先導してきたドイツは、官僚と過度の規制によって、経済的・文化的に危機的状況にあり、社会的混乱や国民のアイデンティティ喪失につながっているとしている。また、原子力発電をやめ、不安定な風力・太陽光発電に依存していることも批判し、政治的現実主義に立って減税と市場の規制緩和を進めるべきと主張している。

イーロン・マスクはXの影響力を武器に世界の極右と反体制派を主流に押し上げようと試みているようだ。X利用者の多い日本も対岸の火事ではすまない可能性が高い。イーロン・マスクが日本の特定の政党や政治家を支援し始めた時、同調するインフルエンサーや政治家は少なくなさそうだ。イーロン・マスクは、ドイツに多額の投資を行っており、同様に日本にも投資を行い、そのうえで影響力を行使してきた場合、その効果はさらに大きい。イーロン・マスクの好きな反移民、減税、規制緩和は日本でも喜ばれるかもしれない。

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