バングラデシュを破壊するグーグル検索

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検索エンジンはその検索結果で世論を動かし、認知を歪めることがある。いま、グーグルがバングラデシュに対して行っていることがまさにそれだ。インド寄りのデマなどの情報が、不均衡に検索結果の上位を独占し、バングラデシュから情報は下位に追いやられていることをThe Conversationが報じている

そうなっている原因は多くの記事を英語で作成していることと、SEO対策を行っているためだという。ネット世論操作大国であるインドからの情報発信者にとって、これくらいはたやすいことなのだろう。この状況はこの問題を扇動し、悪化させる可能性がある。
ネット上の英語のテキスト・コンテンツは全体の半分以上を占めているが、英語を母国語としている人口はわずか16%にすぎない。よく報道されるようにモデレーションなどさまざまな管理上の仕組みでも英語が最優先されている。不均衡が検索結果にも表れてくる。

検索に関わる問題ではデータボイドがあるが、それ以外にもまだ多くの課題が残されている。

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