Metaが第三者機関のファクトチェックを停止し、コミュニティノート型へ

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Meta社はこれまで行ってきた第三者機関によるファクトチェックを停止し、Xのコミュニティノートのように参加者が評価を行う形式に変更すると発表した(ファクトチェックそのものを全てやめるわわけではない)。これまで行ってきた第三者による方式では利用者からチェック対象の選択方法や内容について問題視する声があがっていた。正当な政治的発言や議論がファクトチェックされることも多かった(あくまでMetaの見解)。たとえば、移民、性自認、ジェンダーといった話題は、テレビや議会の議場では発言が許されるのにSNSでは許されなかったが、言論の自由という観点では許されるべきである(あくまでMetaの見解)。また、問題があった時に迅速に対処できなかった。
投稿に関する制限を緩和し、より多様な発言を許可し、違法で重大な違反への対処に集中する。

また、政治に関する話題については利用者のアクティビティにもとづいて、フィードに政治的コンテンツを流すようにし、より多様な政治的コンテンツを見ることができるようにする

Metaのこの変化については、トランプ政権誕生に備えたものとする見方もあるが、それ以上に大きな影響を与える可能性がある。たとえばMetaは多くのファクトチェック団体の資金源になっているため、仮にその資金が止まれば全世界のファクトチェック団体は運営上の困難に直面するだろう。また、今回Metaがファクトチェックに問題があったことを明言したため、ファクトチェックそのものへの批判が起こる可能性もある。

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