チキラボによる2025年参院選パネル調査の分析に使用した変数

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分析に使用した変数

分析に使用した変数について説明します。統制変数は基本属性と、参政党投票者と関係が深い変数を中心に設定しました。

● 【従属変数】3回目調査における「Q投票に行った方は、選挙区の投票で誰に投票しましたか。同様に、比例区では誰、どの政党・政治団体に投票しましたか。投票した候補者が所属する政党・政治団体、または投票した政党・政治団体をひとつずつ選んでください。」での比例区での回答を使用。

● 【独立変数】1回目調査・3回目調査における「Q 過去1週間ほどで、以下のメディアや媒体などで、どのくらい選挙に関する情報に触れましたか。それぞれについて、あてはまる時間を選択してください。」に対する回答を連続変数化したうえで、3回目調査の値から1回目調査の値を差し引いた値を各メディアの「T→T3時間の伸び」変数とした。連続変数化は、全く触れていない=0、30分未満=0.25、30分以上1時間未満=0.75、1時間以上3時間未満=2、3時間以上5時間未満=4、5時間以上10時間未満=7.5、10時間以上15時間未満=12.5、15時間以上20時間未満17.5、20時間以上=20と値を変換した。

● 【統制変数】

  • 基本属性として年齢、世帯年収(連続化)、大卒以上ダミー、婚姻ダミー、男性ダミーを使用
    • 世帯年収はカテゴリカルに把握していた数値を連続変数に変換
    • 大卒以上ダミーは、大卒・大学院卒の人を1、それ以外の人を0、その他・答えたくない・わからないと回答した人を欠損値処理
    • 未婚ダミーは、未婚を1、既婚を0とした。
    • 男性ダミーは、男性を1、女性を0とした。

● 2回目調査における感情温度に関する質問から「日本人ファースト」、安倍晋三、3回目調査から石破茂、プーチン大統領を使用。0度から100度まで10点刻みで好感度を評価してもらった。0度が最も反感が強く、100度が最も好感が強い。DKと回答した人は欠損値処理。

● 3回目調査における自身の政治的立ち位置を評価してもらう質問を使用。0から10で評価してもらった。0が最もリベラル、10が最も保守となる。DKと回答した人は欠損値処理。

● 外国脅威因子(逆転)は、第3回調査の「あなたは、外国人に関わる次の意見について、どのように思いますか。それぞれについて、あなたの意見にもっとも近い回答を選んでください。」との質問での以下の項目を使った因子分析で抽出された因子得点の符号を入れ替えた変数。各項目を以下の4件法で回答を求めた。とてもそう思う=1、どちらかといえばそう思う=2、どちらかといえばそう思わない=3、まったくそう思わない=4、答えたくない・わからないを欠損値処理し、因子分析。固有値1以上の基準で2因子が抽出された(主成分分析・プロマックス法)。因子負荷量より第1因子を「外国人脅威因子」、第2因子を「日本民族優位性因子」と解釈し、呼び分けることにしました。この記事では第1因子のみ分析に使用。また、解釈しやすくするため、因子得点の正負を逆にしている(得点が高いほど、脅威レベルが高い、という形で解釈できるようにした)。

  • 外国人が増えると犯罪も増えると思う
    • 日本の医療・社会保険や生活保護制度を濫用していると思う
    • 外国人が日本人の仕事を奪っていると思う
    • 日本の賃金が伸びないのは、低賃金で働く外国人が増えているからだと思う
    • 外国人留学生の方が日本人学生より優遇されていると思う
    • 日本人が差別されていると思う
    • ここ数十年で、不法滞在(非正規滞在)の外国人が増加していると思う
    • 日本人は他の民族よりも優れた伝統や文化を持っていると思う
    • 日本人は他の民族よりも能力が高いと思う

● 論破・個性・抜け道・成功重視因子は、第1回調査で「あなたは次のような言動ができる政治家をどの程度、有能だと思いますか。あなたの意見にもっとも近い回答をそれぞれ選んでください。」との質問での以下の項目を使った因子分析で抽出された因子。各項目を以下の5件法で回答を求めた。まったく有能だと思わない=1、あまり有能だと思わない=2、どちらともいえない=3、すこし有能だと思う=4、とても有能だと思う=5、答えたくないを欠損値処理し、因子分析。固有値1以上の基準で3因子が抽出された(主成分分析・プロマックス法)。因子負荷量より第1因子を「言論・専門家・協力・圧力重視因子」、第2因子を「論破・個性・抜け道・成功重視因子」、第3因子を「マイノリティ・手続き重視因子」と解釈し、呼び分けることにした。この記事では第2因子のみ分析に使用。

  • 社会問題をわかりやすく整理して説明できる
    • 抽象的な議論を具体的な事例で説明できる
    • 誤解を生むことがあっても、思いをそのまま言葉にできる
    • 強い言い回しで人々の印象に残る話し方をする
    • 有権者の思いをうまく政治に反映できる
    • 弱者やマイノリティへの共感を重視している
    • 多数派の意見を尊重している
    • 内容のよしあしにかかわらず相手を論破して聴衆に正当性をアピールする
    • 新しいメディア(SNSや動画など)を巧みに活用する
    • 政策などではなく、その人の個性や雰囲気によって他の政治家と差別化できる
    • 法や社会的ルールの抜け道を見つけ、利用することができる
    • 正しいと信じることのためにはルールを破ってでも行動する
    • 仁義や情を犠牲にしてでも、自分の成功を求めて行動する
    • 時間がかかっても、合意や手続きを重んじる
    • 専門家の力を借りることができる
    • 特定の関係者に偏らずに幅広い支援者を得ることができる
    • 日本に有利な条件を引き出すため他国に圧力をかけられる

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「なぜ参政党を選んだのか?〈前編〉外国人不安、YouTube視聴」
「なぜ参政党を選んだのか?〈後編〉ロシア工作疑惑、ファクトチェックの影響」

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この記事を書いた人

この記事は、新領域安全保障研究所(INODS)が社会調査支援機構チキラボに委託した調査の分析をもとに、社会調査支援機構チキラボに執筆していただきました。

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